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認知症の薬、どんな説明をする?

medtoolz先生のツイートより

 自分の場合、アリセプトを処方する時には、ほとんど前者のような「認知症は治りません……」タイプの説明になっている。この説明をして、服用を敬遠される家族もいるけれど、その後の治療がややこしくなることは少ないと思っている。


My mother / Vince Alongi

自分の観測範囲でよくある状況 

認知症の患者さんと一緒に受診する家族。診察の場面では、当然「治してください」という話になる。

この時、「治す」対象が認知症」そのものなのか、BPSD等の「問題行動」なのか、あるいは他の何かなのか、混沌として認識されていることが問題になってしまう。精神科を受診するような状況なので、当然「問題行動」に困っている場合が多くて、その分余裕がなくて、余計に混沌としている場合も多い。

治療対象は、当然はっきりと区別できるものではない。

でも、今解決しようとしている問題をはっきりさせないまま話を進めていくと、途中で「こんなはずではなかったのに」と、どちらかが困惑してしまうことになる。

この状況を上手くさばける医者は、何が違うのか

 「相手の認識のズレや思い違いを見積もりながら、なるべく上手くおさまるように対応を考える」というのが臨床の腕になるんだろうけれど。

このあたり、やっぱり「正しい医療」からすこし外れたところにあるポイントのように思えてならない。