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肯定もせず、否定もせず

 妄想への対応

統合失調症を始めとした妄想に基づいた訴えに、どういった対応をするのか。

自分の場合。
「あなたは、○○については、××に違いないという話をしているわけだね。それについては、医者である自分からみると、△△といった解釈もできる。こういったのは、病気の症状としてはよくあることで……」
というのが一つのやり方。
「肯定もせず、否定もせず」という妄想に対する基本的な対応の一つの型のつもり。


よろしくない対応

「あなたは、××だって言っているけれど、それは間違いだ。だから、あなたは病気なんだ」
こんなアプローチをしたら、これは治療にはならない。大きく常識から外れた考え方に対して、それを話す人自身を批判していくやり方は、やはり好きになれない。

人格批判、カッコ悪い。
自分がそう思っているから、なんだろうけれど。

 

相手の物語を受け入れることから、全ては始まる

まずは、相手の主張を一旦受け入れる。そして、その主張の元になる物語を確認する。その内容を吟味した上で、自分なりの注釈を付ける。
そして、自分が確認した物語を、相手ともう一度確認する。その時に自分の注釈も相手に提示して、相手がどう思うか確認をしていく。

妄想を語る患者さんの対応をする時に、こんなイメージをもって臨めばいいかも。

 


Editing and proofreading / the Italian voice

 註をつける

要するに、「妄想に対して、肯定もせず、否定もしない」というのは、妄想を含めた相手の中の物語を認めて、物語を検証して註をつけること。そして、註釈を加えられた物語を共に考えていくことじゃないかしらん。

 

 このツイートに刺激を受けました