「礼節」に関する記載

 ちょっと目にとまったツイート

 

「礼節が保たれている」

外来での初診の患者さんの診察。患者さんが診察室に入室してから、既に観察する作業は始まっている。その後、診察の中で二つ、三つとやり取りをしたあたりで、「礼節が保たれている」など礼節に関する内容が頭の中のカルテに記載している。

どんな疾患においても、「礼節」に関するチェックは大事で、実際のカルテにも、きちんと記載している。

 


The distinguished gentleman / My name's axel
 

何故礼節が大切か?

「礼節を保てる」というのは、その人の能力の評価につながるから。臨床では、患者さんに能力以上のことを要求するのは避けるべき。「礼節を保てない」人に、多くを求めても仕方がない。そのレベルに合わせた、それなりの要求を設定していくしか無いわけで……

それと、「礼節」とか「礼儀」とか、そういったものは、現時点での「人となり」の判断の基準の一つになる。こういった評価が大切になることは少なくない。
別に精神科の診療に限ったことではなく、一般の社会でも同じはずで、むしろ世間一般のほうが厳しい基準じゃないかと。

「礼節を崩した」対応 

時に「礼節を崩した」診察をしている患者さんもいる。

ただ、「礼節を崩せる」人は、お互いの関係性を把握して、許される行為とそうでない行為を区別できる人。これって、わりと高い能力が必要とされる。お互いに、「適度に礼節を崩して」、胸襟を開けた雰囲気で、なおかつ診察を成立することができる患者さんは数少ない。

時々「気さくな感じ」が治療的だと思っている人がいるけれど、闇雲に「気さく」にすれば良いわけじゃないんだよね。