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治療者目線で見ても満足:DVD「セッションズ」

DVD「セッションズ」視聴

 6歳で罹ったポリオが原因で首から下が全く動かない体になってしまった主人公と、セックス・サロゲートの女性との物語。

障害者のセックスというテーマで、なかなか良い作品でした。

セックス・サロゲートのアプローチが、なかなか面白い

作中、主人公マークへのセックスセラピーのセッションの中で、セックス・サロゲートのシェリルの行うアプローチが、面白かったですな。

クライエントに、必要以上の気を使わせない配慮をした立ち振舞い、話し方。セッションが終わった後の評価。見ていて、上手だなぁと思わさせますね。
家に帰って、セッションに対する記録をとるところも、それらしくできているし。
なによりも、セッションに入る前に、あくまでも良い仕事をしようとして気持ちを作っていくところ。何気ない、このシーンでのヘレン・ハントの演技、お気に入りです。

 


『セッションズ』予告編 - YouTube

あんまり肩肘張っていないところがよろしい

どうしても、こういったテーマだと、「障害者にとっての○○とは」という落とし方になってしまう作品が多かったり。あるいは、「障害者だって、私達と同じ……」と必要以上に主張したり。

一方、こちらは「障害者」というアプローチからはいるんだけれど、なんとなく淡々とした語り口で「いや、人間って、こういうものなんだよねぇ」と考えさせる映画になっています。バランスの良さが気に入りましたね。これは、主人公以外の脇役たちも、きちんと描いているからなんですよね。必要以上に主張もさせず、かといってても抜かず。

評価

ストーリー:70点

ルック:60点

演技:80点

深度:70点

合計:280(/400)点

 で、平均をとって、70点