精神科医は「大人のエンターテインメント」の夢を見るか?

 堺雅人が精神科医のドラマが始まる


堺雅人、天才精神科医に!日テレ連ドラ初主演で「花子とアン」脚本家とタッグ - シネマトゥデイ

上記記事からの引用

堺演じる大学病院に勤務する41歳の主人公・日野倫太郎は、内閣官房長官を常連患者に持ち、コメンテーターとしてテレビ出演もこなすスーパー精神科医。本作は、あらゆる病める心を解きほぐしてきた倫太郎の前に、どうにもこうにもコントロールできない心を持った女性が現れ、地位も名誉も財もある何不自由ない倫太郎のこれまでの人生が狂っていくさまを、笑いと涙と恋愛を交えて描き出す大人のエンターテインメント。

この短い文章の中だけで

  • 「常連患者」
  • 「スーパー精神科医」
  • 「あらゆる病める心を解きほぐしてきた」
  • 「地位も名誉も財もある何不自由ない、41歳の大学病院勤務の精神科医」

……、どう考えても嫌な予感しかしない…… この文章を考えたのが、脚本家ではないことを祈るばかりで……(でも、”「脚本家のわたしが一番『こんな精神科医がいてくれたら!』と心をトキめかせています」”って語っていますねぇ)

 

 堺雅人で精神科医をやるんだったら……

精神科で入院をしてもらう時には、「入院に際してのお知らせ」という書面を読んで告知することになっています。「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」という法律によるものなので、告知の文章も堅いです。

その一部分だけ抜き出すと、こんな文面。

あなたの入院中、人権を擁護する行政機関の職員、あなたの代理人である弁護士との電話・面会や、あなた又はあなたのご家族等の依頼によりあなたの代理人となろうとする弁護士との面会は、制限されませんが、それら以外の人との電話・面接については、あなたの病状に応じて医師の指示で一時的に制限することがあります。

 実際、この文章を読んでます。堅い文面なので、時々噛みます
そもそも、この書類の初っ端の「せいしんほけんおよびせいしんしょうがいしゃふくしにかんするほうりつ」のところで、既にやばいです。
おまけに、大抵の場合、患者さんや家族が「お前が、何を言っているのかわからない」状態 になるので、なるべく分かりやすいように、自分なりの説明をすることになるので、けっこう時間もかかります。

「入院に際してのお知らせ」の文面を当然暗記していて、立て板に水を流すかのごとく読み上げ、相手を圧倒する勢いで納得できる説明を加えることができる精神科医っていうのが、自分にとっては「スーパー精神科医」ですね。

そういうの、やってくれませんかねぇ。そしたら、ものすごく応援しますけど。

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ちなみに……

ドラマ、映画などで取り上げられることが少なかった「病理」の分野では、最近良質のコンテンツが出てきましたね。

フラジャイル(1) (アフタヌーンKC)

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この作品のスタンスで、「精神科」を取り扱ってくれる人はいないものかしらん……