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「躁状態です」 「あっ、そう」

躁状態」という評価

躁状態」という評価は、安易に使われやすい。
調子を崩しかけて言動のコントロールが効かなくなってきた統合失調症の患者さんに対して、コメディカルの人が、わりと「躁状態になってきてます」と評価する。

「この患者さんは、いつから躁鬱病になったのか?」と突っ込みたくなる気持ちをぐっと堪える。(自分が指導する立場にある研修医が相手ならば、かなりツッコミ倒すのだが……)

そう評価している人は、過活動(傾向)に対する評価として「躁状態」という言葉を使っている。「躁状態」の根本には、「気分の高揚」が根底にあるはずなんだが。
もちろん「脱抑制」的な振る舞いと、「気分の高揚」を区別するのが難しいのも確か。ただ、素人が評価しているんじゃないんだから……

安易に「躁状態です」なんて言われるより、「他の患者さんに絡むことが多くて、落ち着きがありません」とか、「以前に比べて、よく話しかけてくるんですけれど、ちょっとわけがわからないことが多くて」とか、具体的な行動を伝えてくれる方が、よほど判断がしやすい。

目の前の患者さんの精神症状が上手く評価できなかった時には、話している内容や動作などを細かくカルテ記載しておく。その方が、後で役に立つ。


Happy Boy / skippyjon

これは、「躁」じゃなくて、単にhappyなだけ。

 

躁状態」といえば

双極性障害の「軽躁状態」で、「気分の高揚」があるかどうかという点は判断材料として(自分の中では)微妙。最近は、「気分障害」ではあるが「意欲」にポイントを置いて評価しているので、自分の中で、あまり「軽躁状態」という概念を使って考えていないからというのが大きな理由。

 

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