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カルテ記載も指導能力の一つ

写経の効能について、ちょっと考えなおしていた

「写経」といっても、本来のお経を書き写すことではなくて、他人の書いたものをそのまま書き写すという意味のほう

「患者さんの診かた」を、どう教えるか……

若い医師を指導する場合。

自分が診察している状況を最初から最後まで傍らで見てもらう。これは、普通にあること。
次に、カルテ記載。場合によっては、若い医師が筆記係として診察を見ながら、カルテを記載していることもある。これも重要な仕事ではある。だが、今回は、このやり方を勧めない。

カルテを書くのは、やはり指導する側の医師。そして、そのカルテを、若手がそのまま若手に書き写していく。要するに、カルテを「写経」する
この写経を続けることで、カルテの書き方というか、「患者の診かた」みたいなものが伝わりやすいんじゃないかと。


November 9th / slightly everything

「患者の診かた」をトレースさせる

「患者の診かた」を口で説明するのも大切。だが、口伝というのは受け手にも一定以上のレベルが求められる。
もちろん、「今患者さんを診察してみせたけれど、ちゃんと見たよね。じゃあ今度は、君が同じように診察してみなさい」と再現させるのは非現実的。

それならば、思考が記載されたカルテを”単純”に書き写すことで、思考をトレースさせるという方法。つまり、他人の文章を書き写す練習を続けると、そのうちに、自分が文章を書いた時に、いつの間にか、お手本の文章のクセが身についている。あの効果を狙うわけだ。

もちろん、それなりのモノが、お手本となるカルテに記載されていることが、前提条件の話。それも、指導力の一つということで :-p