できれば手短に、そして、約束をかわしてください

 リンク先は、精神科医である、いちは先生のブログ。たしか、こちらの先生は、総合病院勤務であったはず。

とりあえず俺と踊ろう: 精神科での面会について

精神科に入院した患者さんの面会について。
家族から、「面会はどうしたらいいんでしょうか」と聞かれることも少なからず。
医療者によって、それぞれのスタンスでの対応があって面白い。

まずは、前提条件として

 自分の場合、(地方弱小)民間単科精神病院での話になる。治療する場も変われば、治療の内容や細々としたことも変わる。これ、わりと大事なポイント。

精神科に入院(医療保護入院)した患者さんの面会について、自分の場合

安静休養を第一とする治療的な意味を考えると、家族の面会を積極的には勧めない。ただ、閉鎖病棟とか隔離対応といった閉鎖的治療環境に対する不安を家族が感じている場合も少なからずあるので、初手から面会禁止にはしない

面会禁止にはしないが、特に入院後間もないタイミングでの面会では、時間は5分とか10分くらいの短めに区切る。家族は患者さんの状況を、患者は家族から見捨てられてないことを確認できる。それができれば、十分。

面会する時の家族へのお願い。

「次の面会が何時頃になるか、本人に伝えて欲しい。できれば、約束して欲しい
「次の面会が明日じゃなくてもいい。面会することも大変なことだから、1週間後でもいい。ただ、本人との約束があれば、医療側も本人に待てるように説明することができる」
こういった「約束」のお願いは必ずする。

閉鎖的環境にいる患者さんが感じやすい「自分が見捨てられた」という不安を減らすこと。
その不安に対して、医療側が上手に対応しやすくすること。
この二つが、約束をお願いする目的。


Promises / ditatompel

「家族の面会」のコントロールも治療

「家族の面会」も、治療介入するための大事なポイントの一つ。

医師側だけでなく、コメディカルとの連携も必要。治療の中で「面会」をどう位置づけて、どう利用するか。わりと、治療者側の個性が出るところじゃないかしらん。

治療という観点からはズレるけれど……

最近は、「精神科の病棟って、思ったよりも普通なんですね」とか、「予想通りです」とか、話してくれる家族も増えてきた印象がある。ただ、「まさか、こんな環境だとは思わなかった」と口にする人も一定数いる。

だから、最初の段階で、いや、最初の段階だからこそ、治療環境を確認してもらうのって大切なんだよね。